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稲倉

稲倉の棚田は姫小沢に似た佇まいをもちながら、
やや開けている。
姨捨ほど大々的に空の面積を確保しているわけではないが、
南西を向く斜面が周囲の山々や集落と溶け合いながら、
石積みの美しさでその優雅さを保っている。

積極的に保存活動がなされているようだ。
稲倉棚田保全委員会

無農薬を是としているのだろう。
春からは様々な生物がその生活を覘かせてくれる。
後から人に教わったのだが、
水中をトコトコ泳ぐ姿が愛らしい数センチほどの細長い生物は、
「ホウネンエビ」であった。

この「エビ」が多いと豊作になるのだという。
雷(稲妻)が多いと豊作であるという話もきいたことがある。
今夏はやはり雷が多く、
今日も夕暮れ時になってよく音の響く雷雨であった。
週初めあたりからは高い空に筋雲やひつじ雲をよく見るようになり、
いよいよ実りも近づいただろううか。
収穫の時にはまた、金色のだんだんが見られるのだろう。

<覚書>
稲の花咲くべくなりて白雲は
幾重の上にすぢに棚びく
(Mokichi.Saito)


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